ライブレポート

スタンダップコメディの聖地はカレー屋さんだった⁉︎南の島から放つ切れ味鋭い笑いを堪能!〜玉ライブvol.16 ライブレポート〜

(ライブレポートのため、敬称は省略させていただきます。ご了承ください。)

初めての場所に行く場合、筆者は緊張してしまう癖がある。それは「自分のことを受け入れてもらえるのだろうか?」という、あまりにも個人的なネガティブ思考から来るものだ(苦笑)。

それでも行ってみたいと思ったのは、まだ触れたことのない「スタンダップコメディ」への興味があったことが大きい。

筆者の心の中では、スタンダップコメディと聞くと、風刺や皮肉が込められたブラックジョーク的なものだという考えが大半を占めている。そのため、どこか「怖い」という感情があり、遠ざけていた感は否めない。

しかし、「何事も経験してみなくては、良し悪しは分からない」という気持ちが心の片隅にあったのも確か。

そこで、知り合いが出演することをきっかけに、予約を入れてもらい、会場への向かった次第である。

会場は、那覇市の「のうれんプラザ」近くにある、スパイスカレーの店「カレー屋タケちゃん」だ。スパイスカレー好きの筆者にはたまらない会場設定。時間前に到着したので、近くをぶらりと散策しながら開場を待つ。

18時の開場時間ちょうどになった。平日の夜ということもあり、筆者を除いて、まだ1人しか会場前には並んでいない。これから、30人近い人が集まるのだという。スタンダップコメディの人気に驚かされた。

いよいよ、人生初のスタンダップコメディに触れるときがやって来る。期待と不安がないまぜになった感覚が心身を支配している状態。

スタンダップコメディの定期ライブ、玉ライブが始まる時間が刻一刻と迫ってきた。

スタンダップコメディと玉ライブについて

ライブレポートの前に、スタンダップコメディと「玉ライブ」について簡単に説明しよう。スタンダップコメディのことはよく知っている、玉ライブも毎回参加しているという人は、ここは飛ばして先へ進んでいただきたい。

スタンダップコメディとは

スタンダップコメディとは、簡単にいえば「コメディアンがマイク1本でステージに立ち、お客さんに話しかけるようにパフォーマンスするスタイルのコメディ」である。

日本では似たようなスタイルのコメディに「漫談」があるため、同じようなものだと考える人も多い。

しかし、漫談はお客さんの反応を見つつ、一方的に話を進めていくスタイルであるのに対し、スタンダップコメディはお客さんとの対話形式が基本とされている。

その題材は幅広く、面白い物語やジョークはもちろん、人間観察、下ネタ、政治、宗教などが対象になっている。

スタンダップコメディは、演者が皮肉交じりにしゃべることや、ときおり観客を不快にさせることが特徴として挙げられることが多い。

筆者にとって、「観客を不快にさせることがある」という点が、どこか「恐怖」を感じていた点かもしれない。

また、スタンダップコメディのプロとして活躍するだけのテクニックを身につけるには、10年以上かかると言われているらしく、なかなかに難しいコメディスタイルのようだ。

スタンダップコメディは、非常に奥の深いものと言えるだろう。

玉ライブとは

玉ライブは、那覇市壺屋にあるスパイスカレーのお店「カレー屋タケちゃん」で開催されているスタンダップコメディの定期ライブで、よしもと沖縄所属の漫才コンビ「オリオンリーグ」の玉代勢直(たまよせすなお)が主催している。

スタンダップコメディとは何かについて上述したが、玉ライブに関して言えば、ガチガチに身構えてライブを見に行く必要はない。初心者にも優しい、誰もが楽しめるスタンダップコメディのライブだからだ。

出演するのは、よしもと沖縄の芸人はもちろん、沖縄では老舗のお笑い事務所「FEC」など、さまざまな事務所所属の芸人が参加している。

また、ライブ終演後には、オープンマイクとして、お客さんの中でしゃべりたいことがある人がマイクの前に立ち、思いの丈を伝える時間も用意されており、お客さん参加型の素晴らしいライブだ。

毎週1回のペースで開催されている「玉ライブ」の情報は、玉代勢のXに詳しいので、以下をご覧いただきたい。

玉ライブについての情報はこちら

オープニング

オープニング、玉代勢が三線を持ってマイクの前に立つと、お客さんからは大きな拍手が起こる。

お客さんが少し遅れていること、遅れて来たお客さんを温かく迎え入れて欲しい旨を告げると、お客さんは先ほど同様、大きな拍手で応えた。

続いてライブの出番順を発表するのだが、今回はくじ引きで出番順を決めたことを報告。しかし、ここでくじ引きを行ったにもかかわらず、意外な事態が発生したという。

いつも、出演時にはトップバッターとしてマイクの前に立つタケちゃん(なんと、カレー屋タケちゃんの店長!)なのだが、くじ引きでトップを引き当てたそうだ。タケちゃんがトップにならないように配慮したはずのくじ引きが、何の効果も発揮しなかったという話(笑)。いや、ここはタケちゃんの引きの強さに驚いておこう(笑)。

以下が玉ライブVol.16の出番順になる。

1.タケちゃん

2.知念だしんいちろう

3.トリーシャ

4.具志堅将司(わさび)

5.玉代勢直(オリオンリーグ)

6.すいんちゅまーまー

7.たろう

出番順を伝え終わった後は、玉代勢が三線片手にフェーシ(エイサーの掛け声などに使われるお囃子)で盛り上げる。

玉代勢が「イイヤー サーサー!」と掛け声をあげれば、お客さんは「ハーイヤ!」と返す。これを男女別や全体でと何度か繰り返すうちに、会場が熱気を帯びてくる。うちなーんちゅや沖縄好きな人にとって、三線の音色やエイサーなどのフェーシは、やはり気持ちを盛り上げてくれる大事なものだ。

そして、玉代勢の三線の腕もさすがの一言に尽きる。バスガイドとして、沖縄の観光を盛り上げていることもあり、お客さんを乗せるのもお手のものだ。

ボルテージが上がったところで、いよいよ玉ライブの幕が開く。

タケちゃん

トップバッターを引き当てた強運の持ち主であり、会場であるカレー屋タケちゃんの店長であるタケちゃん。そんなタケちゃんの引きの強さはこれだけではなかった!(笑)

なんとオープニングで玉代勢が伝えていたとおり、到着が少し遅れてしまっていたお客さんがタケちゃんの出番と同時に到着したのだ。拍手であたたかく迎え入れる会場の雰囲気が素敵だった。

かなりの引きの強さ(笑)をお客さんに見せたタケちゃん。話としては、おじさんはしいたげられるからダイエットしているという話に始まり、某有名ホテルのマニュアルを真似して、覚えておいた名前を読んで、お客さんに話しかけたら気味悪がられたなど、悲哀が滲み出ている内容だった(笑)。

筆者だけでなく、会場のお客さんの中にも共感する人が多く、笑いが絶えなかった。

また、カレー屋同士の集まりに顔を出すと、カレーの話よりもスタンダップコメディの話を振られてしまうという、スタンダップコメディ・ハラスメントを受けていることも告白。これも会場の笑いを誘っていた。

タケちゃんの語り口調は柔らかで、非常に聞き心地が良い。また、話の内容も共感できるものが多く、初めてスタンダップコメディを見た筆者には、最高の導入だったように感じる。カレー屋の店長とは思えない、堂々とした話っぷりと、オチのしっかりした話は、お客さんを盛り上げていた。

芸人顔負けの話っぷり、もはやカレー屋とスタンダップコメディアンの二刀流と言っても過言ではないだろう。と、言ってしまうとスタンダップコメディ・ハラスメントになってしまうだろうか(笑)。

知念だしんいちろう

FEC所属の知念だしんいちろうは、ピン芸人として漫談スタイルのネタもこなす実力派。今回はスタンダップコメディということで、どのようなネタを披露するのか、筆者は楽しみにしていた。

開口一番、知念だは「阿麻和利」で金丸(後の尚円王)を演じていたと自己紹介。これには、会場が爆笑に包まれた。ちょうど、玉ライブ前日に最終回を迎えた琉球歴史ドラマ「阿麻和利」は、沖縄県民の涙を誘った名作。ドラマ内では、阿麻和利と金丸の友情も描かれ、人気を博していた。

が、知念だは金丸を演じていない。金丸を演じたのは、彼の弟である知念臣悟だ(笑)。「何を言っても良いって聞いている」という一言に、お客さんは笑いをこらえきれなかった(笑)。

そんな知念だは、駆け出しの芸人だった頃の話に始まり、沖縄県民の結婚や離婚、貧困に関する話題と、知的な領域にまで広げて展開。

おっ、社会派のネタか?と思わせた知念だだったが、なぜかここで、「成長しない・頑張らない」宣言を行うと、明日午前中が締め切りの原稿があるにもかかわらず、今日はお酒を飲むと言い放ち、ビールを美味しそうに飲んだのだ(笑)。その姿に、お客さんからは心配の声と、笑いがこぼれる。

意外と「成長しない」ことは大事なことかもしれない。知念だは「成長しなくてはいけない」「頑張らなくてはいけない」という気持ちが、ストレスを与えている現代社会へのアンチテーゼを投げかけたのかもしれない。

と、筆者も知念だの話術にハマってしまったようだ(笑)。お客さんを引き込むテンポが素晴らしく、ネタと分かりつつも、何だか納得してしまう知念だの技術に脱帽した瞬間だった。

トリーシャ

ハワイ出身のトリーシャは、現在FECに所属し、ラジオパーソナリティーとして活躍中のタレント。その他にも、フラガールや鍼灸師、ハワイアンロミロミマッサージセラピスト、通訳、翻訳家など、さまざまな顔を持っている。

そんなマルチな才能を発揮するトリーシャが話題にしたのは、2024年1月1日に発生した能登半島地震に関すること。

公設市場でも働くトリーシャは、偶然にも地震研究をしている学者と話す機会があり、今回の地震について根掘り葉掘り聞いてみたというもの。

そこで繰り広げられた会話を聞いていると、いかに地震予測は大変か、地震が発生する前にしっかりとした対策をしておくことの大切さを説くものだった。

全身を耳にしてその話を聞いていたというトリーシャの気づきや、感じたことは非常に大事なことだったと思われる。筆者も含め、それを直に聞くことができたお客さんもきっと、自分自身の中で何か大事なものを考える良い機会を得たに違いない。じっと聞き入るお客さんの表情は真剣そのものだった。

また、アメリカでの税の使われ方について知ることができたのも、非常に重要な機会になった。もちろん、所々でクスッと笑いを誘うのも忘れていなかった。

スタンダップコメディの素晴らしい点は、ここにあるのだろう。笑うことも大事だが、何かを考えさせられたり、考えることのきっかけをもらえることも非常に重要だ。

トリーシャはハワイ出身で、スタンダップコメディに接する機会も多かったのではないか、と筆者は勝手に感じている。だからこそ、このような考えるきっかけをあたえられるスタンダップコメディができたのかもしれない。

トリーシャのスタンダップコメディは、これからも注目して見ていきたいと思わせる、素晴らしい内容だった。

具志堅将司(わさび)

具志堅将司は、お笑いコンビ「わさび」として活躍しているFEC所属の芸人。ラジオパーソナリティーとしても確固たる地位を築いており、「具志堅店長」としても知られている。

そんな具志堅が披露したのは、「恋バナ」だ。この恋バナが最高に面白かった。

具志堅が恋しているのは「サワ子」ことレモンサワーのロング缶(笑)。1日に5本は飲み干すという話にお客さんからは心配の声が漏れていた。

とにかく、この話の真髄は、レモンサワーを擬人化して、本当に恋人かのように語るところにある。そして、それを面白くしているのが、具志堅の例えや表情、語り口だ。サワ子と別れるように怒鳴る母親を「肝臓」に例え、レモンサワーを飲むことを「口づけを交わす」と言うなど(笑)、その比喩表現に、お客さんは大爆笑だった。

さらに、年配のお客さんに本気で心配される場面もあったが、その対応もコメディの一部として取り入れてしまった具志堅のアドリブ力。やはり、お笑いの第一線で活躍している人は違うなと感心してしまうほどだった。

長い付き合いになるサワ子と具志堅。別れ話をしようとしても、結局別れられずにいるようなのだが、果たして恋路の行方はどうなるのか…何とも気になるところだ(笑)。

想像力が豊かだと、人はよく笑うとされている。芸人は、お客さんの想像力を刺激し、自分が表現したいシーンを想像させることで笑わせるのだと考えると、表情や言葉で、巧みに笑いを誘う具志堅の芸人としての実力はやはりトップレベルだ。

沖縄のお笑い界でトップランナーとして走る具志堅は、会場を大いにわかせていた。

玉代勢直(オリオンリーグ)

よしもと沖縄に所属し、オリオンリーグとして活躍している玉ライブ主催者、玉代勢がいよいよマイク前に立つ。

玉代勢は、FECの舞台やプロパン7、あきら本店とのライブ「お笑いOPA」で知り、キレのあるツッコミと優しい語り口調からお気に入りの芸人の一人だ。今回は、ピンでネタを披露すること、しかもスタンダップコメディをするというので、非常に楽しみにしていた。

玉代勢がつかみで披露したのが、玉ライブをはたから見た印象について。玉ライブ開催時、外を通るお客さんには、どうやら宗教のように思われているらしい(笑)。確かに、30名近い人間が整列して椅子に座り、一緒に笑ったり、手を叩く様子は宗教に近いものがあるかもしれない(笑)。

この発言には会場も大爆笑。確かにそうかもという気持ちが一致したのかもしれない(笑)。説得力のあるパワーワードだった(笑)。

つかみで爆笑を取った玉代勢は、自身の父親の話で場をさらに盛り上げた。特に印象的だったのが、バイデン大統領に似ているということ。これからは、ニュースでバイデン大統領を見るたびに玉代勢の顔が浮かんでくるに違いない(笑)。

また、居酒屋でイラッとしてしまうお客さんの話や、各地域でマラソンの声かけが違うことなどを語っていた。これが本当に面白く、筆者は爆笑。当然ながら会場も大きな笑いに包まれる。

玉代勢の口調は聞き取りやすく、メリハリが効いている。だから、「ここが笑いどころだ!」ということが分かり、思い切り笑うことができる。計算もあるのかもしれないが、これができるのは、凄いの一言。

もっと聞いていたい、もっと笑っていたいと思わせる、絶妙な話芸をお腹いっぱい堪能させてもらった。

たろう

どこか飄々とした雰囲気のある、よしもと沖縄所属芸人のたろう。初見の人に、ワクワクしてしまうたちの筆者は、とにかく興味津々(笑)。特に、この飄々とした雰囲気が筆者は気に入ってしまった。

たろうのしゃべり方は落ち着いていて、低音が魅力の、いわゆる「ええ声」をしている。どのような話を聞くことができるのだろうか。

彼が持ってきたのは、地元であるコザの銀天街の話だった。筆者は、よく沖縄市に行く機会があるのだが、銀天街も訪れたことがある。少し前の話なので、今は異なるかもしれないが、言葉を選べば、なかなかにディープなスポットだ。

銀天街は、「シャッターの展示場」というパワーワード(笑)が繰り出されるほど、店が開いていないそうだ。たろうが数えたところ100件中6件しかシャッターが開いていなかったらしい。確かに、はたから見ればシャッターの展示場と言っても過言ではないかもしれない(笑)。

そんな話を、ときにブラックなユーモアを交えつつ、淡々と話すたろうのスタイルは、ついつい引き込まれてしまう。お客さんも同じだったのではないだろうか。要所要所でクスッとしてしまう笑いが、次第に大きなものになっていく。

たろうの魅力は、この人を引き込む語り口だろう。優しげな雰囲気、声質の良さに対するブラックな言い回しのギャップが非常に面白い。

淡々と進行していく話が、ふとブラックユーモアに包まれる瞬間は笑いと同時に心地良ささえ感じてしまったほどだ(笑)。ただ単に、筆者の感性がおかしいという可能性もあるのだが…(笑)。

とにかく、初めて見たたろうのスタンダップコメディは、面白く、これからも見たい!と思わせるものだった。

オープンマイク

全出演者のスタンダップコメディが終了し、記念撮影後、いよいよオープンマイクが始まった。

オープンマイクは、お客さんが自分の思いの丈をマイクの前で語るというもの。つまり、30名近い人の前で自分自身を表現するということになる。

人前に立った経験がない方には、なかなかハードルが高い。そんな中、4人の人物がマイクの前に立った。

簡単にではあるが、紹介しておこう。

長D(ヤングアンドオールド)

よしもと沖縄所属の芸人で、ヤングアンドオールドの介護担当としても活躍している長D。彼が語ったのは競馬の話。

競馬は運が良ければ、100円が何万円、下手をすれば何十万円、何百万円に化けることさえあるギャンブルだ。

初めて大井競馬場を訪れたという長Dは、勇気を振り絞って馬券を購入。しかし、その日の大井競馬場はコンディション不良により、レースが中止になってしまう結果に。

滅多にない出来事に遭遇するという運の強さを発揮するものの、本来の目的である競馬では、その運が巡って来なかったというお話。持っているのか、持っていないのか(笑)分からないが、長Dの話は好きだ。

ハヂチりか

FEC所属のタレントであるハヂチりか。トレードマークは、沖縄の伝統的な入れ墨である「ハヂチ」である。それも、シールなどではなく、実際に彫ってもらったのだそうだ。

沖縄の文化を愛して止まないハヂチりか。沖縄県人として、心からお礼を申し述べたい限り。

そんな彼女が語ったのは、愛車に何者かによって塗料をかけられて腹がたった話や、その塗料がアクリル絵の具だったため、雨で流れてホッとた話、反抗期の子供たちとのやり取りなど、日常の一コマだ。

その日常の一コマが、目の前に広がるような語り口が素晴らしかった。

そして、話の中には、ちょっとときめいてしまうような内容も。心がふんわり温まる、素敵な話をしてくれた。

シーマン當眞

のんびりとした語りと、優しい笑顔が素敵なシーマン當眞。彼もよしもと沖縄所属の芸人だ。

彼が語ったのは、自身の人生に関する話。それは勉強について。自身の過去を振り返り、やってみようと考えたことがあるという。

多くは語らないが、未来を自身の手で開いていくという決意が感じられる、素晴らしい内容だった。

本当に優しい雰囲気をまとい、穏やかに話をするシーマン當眞。一瞬で、ファンになってしまった次第だ。

目標に向かって一歩踏み出したシーマン當眞に幸あれ!と願うばかりである。

へっさん

最後の一人を紹介しよう。筆者である(笑)。営業も含めて、自分の名前を知ってもらうために、オープンマイクに参加させてもらった。

30人もの人の前で話すのは、非常に勇気がいることだな、と実感。いまだに、話した内容がうろ覚えだ(笑)。

とりあえず、オープンマイクをやり切った自分をほめてあげたい。さすが、ほめレポライターを名乗っているだけある!(笑)

スタンダップコメディは現場で見るべし!

今回のレポートは、自分自身として初めてネタの内容を最小限に抑えたものになっている。その理由として、スタンダップコメディは現場に来て見てほしいからだ。

それは、ここでは明かせない、シークレットなネタの宝庫(笑)だからである。もちろん、シークレットにしなくても良いものもあるのだが、「スタンダップコメディの醍醐味って何でしょうか?」と書けば何となく理解していただけるのではないだろうか。

その場でしか感じることのできない、芸人の持つ本当のパワーを知ることができるのがスタンダップコメディなのではないだろうか。

スタンダップコメディは、怖くも何ともないものだと、筆者は経験した。いや、怖いどころか、本当のお笑いの姿がそこにはあるような気持ちになった。

笑うのはもちろんなのだが、ときには考えさせられる内容が含まれていることもある。それがスタンダップコメディだ。格闘技好きの筆者がたどり着いた答えは、以下のとおり。

スタンダップコメディは、コメディ界のストロングスタイルだ!

格闘技に疎い人には、まったく伝わらないのが残念だが(笑)、お笑いの本来の姿がスタンダップコメディにはあるように感じられる。

それに挑んでいく芸人の姿は、最高に格好良い!このような機会を作ってくれている、オリオンリーグ・玉代勢に心からの感謝を。

そして、今回、スタンダップコメディを披露してくれた全演者に感謝を。

今後も機会がある限り、玉ライブのレポートを書かせてもらおうと思っている。もし、楽しみに待っていてくれる方がいるならば幸いだ。

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